新春はトーハク(東京国立博物館)詣がオススメ
今日は上野の博物館に出かけた。
新春に日本美術をめでるのはいいものだ。
書や日本画のバリエーションの豊かさにあらためて日本文化のいい意味での融通無碍さを感じた。
新春の国宝展示は長谷川等伯の「松林図屏風」。名品中の名品だが、京都智積院の艶やかな「楓図」と
180度ちがい悟りの境地すら感じさせる水墨画。まったく違う画風の2つの作品はどちらも50歳代で描いておりまさに融通無碍の天才だ。
十二神将立像も印象に残った。仏さんの悟りの表現とはまた違い 生き生きした迫力のある造形は見ていて楽しくなる。
漆や染付の工芸品の繊細さ凝り方はザ・ジャパニーズだなあ。
焼き物は各地で多様多様な特色がある、日本人に個性がないって本当なの?
今日の上野の山は、東京文化会館では学生のオーケストラをやってたようだ。家族連れで動物園に向かう人々、新春の日差しにきらめく噴水の周りでくつろぐ人々なども多く、平和でゆったりしたいい休日だった。
寒いけど、出かけて正解!