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それも愛

性懲りもない日々をつらつらと

琳派400年

俵屋宗達を始祖とする琳派が発祥から400年とゆうことで各地で琳派ブームのようだ。

琳派といえば、宗達のどこかユーモラスな「風神雷神図」や宗達没100年後くらいの元禄時代に活躍した尾形光琳の「燕子花図」(シャープの液晶テレビのCMでも)、大胆にデフォルメされた図柄の「紅白梅図」がよく知られている。

 

去年の春、京都・岡崎(平安神宮に近い)にある細見美術館に行った。

建物は、外観のザラついた茶色の壁とゆるく丸みを帯びた大屋根が京都らしい優雅な印象。内部はモダンで変化のある構成になっている。大きな美術館ではないが日本の美術工芸のコレクションは質が高く人気もある。

その日は「江戸琳派」の企画展が開催中だった。光琳没後100年ころ(1世紀ごとのルネッサンス)に江戸で琳派を再興した酒井抱一を中心に鈴木其一などの作品があり、見応えがあった。

瀟洒で洗練を極めた抱一の「風雨草花図」に感嘆し、斬新な構図と色使いの其一の作品には新鮮な驚きがあった。また抱一は姫路藩主の家に生まれ若い頃は遊興にふけ、37歳で出家、琳派再興に力を注いだ人物だそうで、その奔放な人生にも興味がわく。

 

江戸庶民の粋な生活を感じる版画も楽しいが、古さを全く感じさせない琳派の優美な作品をじっくり鑑賞するのも贅沢な時間だなあと思う。

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