それも愛

性懲りもない日々をつらつらと

新幹線の旅と本

ゴールデンウィーク中にショートトリップに出かけるため、朝早く家を出た。

バスに乗ったところで、本を忘れたことに気づいた。

一人旅での移動時間には本が要る。音楽でもいいが、僕の場合本もないと退屈してしまう。

東京駅に BOOK & CAFE みたいなのがあり、そこに入った。こうゆう時は普段あまり読まない作家もいいかと、書棚をみると「旅する本」by 角田光代と今のシュチエーションにどんピシャの本があり、迷わず買い求めた。

角田さんの本は以前一冊くらい読んだ気もするが、内容はあまり覚えていない。

ただ数日前に見たBSの番組ソングスで、RCサクセションにコメントを寄せていて、そういえばこの人、キヨシローのファンだったよなと思い出したところだった。

それは主人公が若い女性の短編小説集。作者を思わせる内省的なところがありながら人付き合いのいい女の子が、恋をして失恋して、旅をする。(失恋したから旅に出るのではない、旅にでて失恋することもある。角田さんは若いころバックパッカーで世界を回ったらしい。)

共通するのは主人公が本好きなところ。(ここは作者そのもの)

また登場人物それぞれの本とのかかわり方の違いを描いたり、人と本との関係についてフーンそんなコトもあるかなと思う部分もあった。

表題の「旅する本」は以前日本の古本屋で売却した本に、海外の古本屋で再会するとゆうストーリー。人も本も年を重ねるってことか・・

旅気分にあった軽めの本を読み、ビールやワインをちびちびやり、列車に揺られる僕のいつもの旅姿でした。