お寺で現代アート
せんだって京都の泉涌寺に出かけた。
皇室ゆかりのお寺さんで静かで趣があるときいたからだ。(実際よかった)
紅葉で人気の東福寺のちょっと先あたりの京都駅からもけっして遠くない場所にあった。
たまたま、そこでアートイベントをやっていた。
『観◯光 (かんひかり)ART EXPO 2015』
観光とは元々は「国の光をみる」とゆう意味だそうだ。
日本の伝統芸術の維持・発展・創生を目的に活動するNPO法人組織が、2010年から毎年京都や鎌倉のお寺などでこのイベントを開催しているとのこと。
展示作品は現在活動中の作家さんのもの。伝統的な日本美術的な綺麗なものが多かったが、結構アバンギャルドなものもあり、イベントを知らずにきて首をひねってる来場者もいた。
(場所を移し昨日まで同イベントを鎌倉の浄智寺などでやってたらしい、行きそびれた、残念)
いいことだなあ、と思う。
京都の寺とゆうと、古い国宝やしぶい枯山水のお庭をありがたがって拝見するのが主流だが(ぼくもけっして嫌いじゃない)、寺は博物館じゃなく現在(いま)を生きる施設だ。
今の国の光=現代文化・美術を発信し、ぼくたちの心を豊かにするのもお寺さんの伝統的な役目のひとつだろう。
お金儲けに熱心なお寺さんも少なからずあるようだけど、こうゆう理解のあるお寺さんが増えて、もっと若いひとなんかも応援するといいと思う。