進歩のない故郷が心配だ
FACE BOOKでぼくの出身地である北九州市八幡西区にある黒崎という町の「副都心計画」なるものがアップされていた。
内容もよく見ないうちに反射的にこりゃダメだと思い、「副」とゆう時点でさえない古い考えである趣旨のコメントを投稿した。(地元愛故なのよ分かってね)
副都心と言うのはかって東京都で新宿や池袋、亀戸などに衛星都市的に機能分散を図った事例や、バブル期に千葉や埼玉が東京のおこぼれを狙ってハコモノを作ってきた経緯があるが、都市計画として成功したと言えるものは皆無だと思う。
「副」は「主」があってのものだ、主を補完するもので、主体性がそもそもない。そんなものをキャッチフレーズにするようじゃ、ぼくの故郷の未来も暗いと思った。
言いっ放しじゃ悪いと思い、北九州市のHPで計画をチェックした。
「基本計画」にはありふれた言葉が並んでいた。商店街の活性化、回遊性、猥雑さ、バリアフリー、市民参加等々、時代遅れの2流コンサルタントが書きそうな内容だ。
次に「黒崎地区の歴史とみどころ」のページを見たら、なんと記載事項なしだった。
ここが出発点でしょう!フツウ
もう一つ「文化施設・交流拠点地区」とゆうページには図書館や劇場のパースと完成写真が・・あいかわらずのハコモノ行政か。(ため息)
北九州市は面積が広くかつ老齢化が進んでいる地方都市の一つだ。
従って拠点開発でコンパクトシティを目指すのは正しいし、今となってはそれは全国的コンセンサスだろう。
その上で、ではどんな町にしたいのかとゆう基本理念があり、それを支える具体的柱はなんなのか?それは地元市民や企業の賛同を得るにふさわしいものか?
また外からみても魅力的で「その町にいってみようとか住んでみよう」とか「投資してを検討してみよう」とか思える構想があるのか?
その上でそれらを表現する魅力的なスローガンが必要だ。副都心とゆう言葉にはその求心力が全くない。
そろそろ土建屋的もしくは工業的発想から離れて、国際的にも通じるような新しい価値観のコンセプトを考えてもらいたい。全国どこに行っても同じような町の風景になってしまった日本はそろそろ変わらなきゃいけないと思う。それができるのは地方都市(町)なんだけどなぁ。
まあわかちゃいるけどなんだろうけど、これから高齢化が本格化する地方都市に古色蒼然とした考えでなんとかなるなんて余裕はないと思う。