それも愛

性懲りもない日々をつらつらと

リコーダーとクリスマス

リコーダーのレジェンドと言われてるミカラ・ペトリ氏のコンサート形式の公開録音に列席した。

リコーダーとゆうと学校で誰しも習った楽器だけど、さすがにレジェンドの演奏はリコーダーの概念を覆す素晴らしいものだった。

音色の素晴らしさに加え表現の多彩さ深さ、いつの間にか演奏に引き込まれていた。

トークゲストの若い日本人演奏家が、彼女の演奏に興奮気味に感想を述べていたのもうなづける。

クラシックの楽曲でもリコーダー用に書かれた作品は少なく、彼女はバイオリンやフルートなど他の楽器用に書かれた楽曲をアレンジしリコーダーで演奏することが多いらしい。会場で「楽曲選びはどの様な観点からするのですか?」とゆう質問に対して「ただ自分の好きな曲を私の得意とする楽器(=リコーダー)で演奏するだけです」と答えた。そのシンプルな答えにかえって音楽家としてのスケールの大きさを感じた。

コンサートの終わりの挨拶で、「音楽とクリスマスはどちらも人の心を結びつけるものなので、この時期(12月下旬)に皆様の前で今日演奏できたことがとても嬉しかったです」と微笑みながら語ったことがとても印象的だった。

コンサート後のサイン会でもにこやかでに自らファンやスタッフとの写真を撮るなど極めてフレンドリーなレジェンドだった。

僕は会場側の人間だったので最後まで会場にいたが、彼女から会場を去るときに「 thank you ! good night. 」と声をかけられた。

また彼女の音楽をゆっくり聞いてみたいと思った。クリスマスのこの時期に。