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それも愛

性懲りもない日々をつらつらと

一粒で3度おいしい西洋美術館

上野の国立西洋美術館世界遺産に登録されるとのこと。世界遺産登録運動については本音は観光誘致じゃないの?ってやや疑問のものもあるが、ここはまさに世界遺産にふさわしい文化遺産だと思う。パチパチパチ!

ぼくもこの美術館には年に数回出かけるが、さすが国立美術館だけあって常設展示が充実していて、企画展に行く際には常設にも寄り一粒で2度おいしい美術鑑賞を楽しんでいる。

順路の中間あたりに中庭に面した回廊に彫刻が並んでいる場所がある。そこにある長椅子に腰掛け中庭を眺めると立派な植木などの緑が目に入る、なかなかいい感じだ。

中庭を囲む建物の外壁も見えるが、棟によって岩石や砂利などいくつ違う素材の仕上げになっており、それぞれ味わいがある。また中庭の床タイルまてきっちりデザインされている。 (これもコルビジェかなぁ)

ただいつも残念に思うのは中庭に出れないことだ。できれば中庭や屋上に出て上野の森にとけこむ建物を存分に味わいたいものだ。(パリのオルセー美術館は、屋上に出てセーヌ川沿いのパリの街が眺められてとても気持ち良かった)

世界遺産に登録されるのを機に、巨匠ル・コルビジェとこれに協力した日本人建築家(前川、坂倉、吉坂氏、いづれも日本を代表する建築家)と腕自慢の大工たち(コンクリートの打ち放し仕上げなど細部に技巧を凝らしている)の渾身の作品を、後ろから前から横から上からも堪能できるようにできないか。

そうすれば一粒で3度おいしい美術館になれるかも。