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それも愛

性懲りもない日々をつらつらと

八百屋にて

翌朝早いので軽めに切り上げて近所の居酒屋を出た。

と、店の前にある八百屋の店主と目が合って、ほろ酔い加減で用もなく閉店前の八百屋に寄った。

店主とはしばらくぶりに少し話をした。

知らなかったのだが、2ヶ月前に腕立て伏せをした拍子に動脈瘤が切れ死にかけたとのこと。しばらく店が閉まってたのはそのせいか・・しかし年取ると腕立て伏せも命がけだなぁ。

 

彼は僕と同世代(50歳後半)で、2年ほど前に商社を脱サラして八百屋を開業した変わり種だ。話好きでいかにも強情そうな顔つきをしている。趣味のゴルフはシングルの腕前と聞いた。

毎朝4時くらいから近郊農家に野菜を買い出しに行き、店で朝採れ野菜を売っている。開店当初に彼から、いかに野菜は新鮮さが大事かとゆう話を2回くらい聞いた。

小さな店先でしばし入院中の事や病後にどんな制限があるかなど(何かと興奮したらいけないらしい)、オヤジ同士らしい冗談も交えながら話した。

「お互いそんな歳だからね、まあ死ななくてよかったね。無理しないように」と言って小松菜を買って帰った。

 

お酒を飲んで八百屋に寄ったのは多分初めてだったけど、何か印象に残った夏のゆうべだった。