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それも愛

性懲りもない日々をつらつらと

代々木上原で下村順子展

旅先での出会いは時に印象的なもので、陶芸家の下村順子さんともそうだった。

 

もう7、8年前か、京都の中心部の古い町並みの堺町通りを一人ぶらぶらしていて、古い町家を改装したギャラリーに何気なく立ち寄った。

小ぢんまりした前庭を抜け建物に入ると、吹き抜けの天井の天窓から薄い光がさす細長い三和土(たたき)に焼き物の展示があった。他に来客はなく静かな空間に下村さんが一人で居た。

その時は町家のギャラリーの方に興味がわき、作品のことより建物について色々聞いた記憶がある。焼き物はオブジェ的なものが多かった。下村さんがアフリカ旅行に行って触発されたとゆうサハラ砂漠をイメージしたプリミティブな印象の作品が多かった。

ぼくは四角いドーナツのような(イサム・ノグチの「エナジーボイド」みたいな)作品を購入した。

 

以来個展の案内のハガキが年に一度くらい届く。(京都の「堺町画廊」は定例化しているようだが都内ではあちこちのギャラリーでやってるようだ)

作品はオブジェ的なものからその後割とオーソドックスな器ものに取り組み、最近は器ものがだんだん自由な造形や仕上げになり、下村カラーの器になってきたように思う。

 

今回は代々木上原の住宅地にある「ギャラリーYori 」での個展だった。上品で明るい感じの女性店主と下村さんと三人で歓談した。作陶工程の説明も聞けて興味深かった。

下村さんは華奢でポキっと折れそうな体つきをしている。服装もいつも地味だし化粧っ気もない。でもその作品からは自由で力強いエネルギーを感じる。

事前には日本画に合わせる花器かなと考えてたけど、トルソー的な作品が気に入ったのでそちらを購入した。

さて、どこにかざろうか・・

 

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