それも愛

性懲りもない日々をつらつらと

深夜食堂のバターライス

ドラマ「深夜食堂」を遅ればせながらネット配信で観た。(まったく便利になったもんだ)

日本で一番かっこいい俳優だと思う「小林薫」が居酒屋のマスター役だなんて、絶対面白いはずだと思っていだが、期待以上だった。観だすと止まらなくなってあっとゆうまに十数話分観てしまった。

 

もっと淡々とした内容なのかなあと思っていたが、一話完結(各回ごとのお題は全て料理の名前)しかも30分弱の時間の中に案外ドラマチックな仕立てになっている。

涙腺の弱くなった僕は何度か泣いた。

 

ヤクザやおかま、ストリッパーなどアングラ世界の人物を舞台系の役者さんたちが達者に演じてみせる。あがた森魚が出た時は彼だと分からなかった。ギターの流しの老人役で随分ギターのうまい役者さんだなあと思ったが。

 

小林薫はほとんど役作りをしてない素の感じだ。

状況劇場の看板役者だった彼は深夜食堂のある設定になっている新宿ゴールデン街のことは知り尽くしてると思うが、くさい味付けをせず、狂言回しに徹してる風。

 

出てくる料理は一度は食べたことがある家庭料理のものがほとんどだ。

松重豊演じる強おもてのヤクザが好きなタコ足のウインナーなど)

ただ赤い服を着た料理評論家(岩松了)がいつもオーダーする「バターライス」は食べたことがなかった。

それで昨日飲んで帰った後に冷蔵庫を覗くとバターがあったので、早速試してみた。

角切りにしたバターを熱いご飯に乗せ、しばし蒸らす、その後醤油を数滴垂らし箸で混ぜるだけ。

う〜ん・・・どーとゆうこともなく普通にうまかった。

劇中でも思い出の味とゆうだけで特別なものではないから、当たり前のことだけど。