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それも愛

性懲りもない日々をつらつらと

京都途中下車

年末に北九州に帰省するのに早割り航空券がとれなかったので、ひさしぶりに新幹線で帰ることにした。ではと思いつき、京都で途中下車した。

京都で学生生活を過ごした知人から「年末の京都も年の瀬の風情があっていいですよ」と聞いたことがあったし、ちょっとまえに川上弘美の京都を舞台にした切ない短編「ぞうげ色で、つめたくて」を読んだこともその気にさせたのかもしれない。

 

今回は有名どころの名所旧跡には行かず、市中をぶらぶらした。

京都にはここ10年くらいほぼ毎年来てるので、有名どころはおおむね行ったのかなと思う。

こないだ友人から「京都のどうゆうとこがが好きなの?」ときかれた。具体的にいくつがあげることもできるけど、なんとなく居心地がいいってのが正確なところだろう。恋愛でもいっしょにいるとなんとなく楽しいってのが長続きするように・・

 

まづ聖徳太子創建と伝えられる六角堂(六角形の木造のお堂で隣のビルの上層階から眺めると正六角形の屋根を眺めることができる)にお参りした。ここには京都の中心を示す「へそ石」がある。六角形の石の真ん中に丸い穴があいている、なるほどへその穴と言うわけか(笑)隣には代々この寺の住職を務める池坊が始祖になる華道の池坊会館がある。

六角通りを一本下り(南にいくこと)蛸薬師通りを新京極方面に歩き、蛸薬師に。蛸のいわれはいくつかあるようだが、お堂にある木彫の蛸にさわると無病息災のご利益があるとのことで地域の人気を集めている。なお蛸にはなぜか左手でさわることとなっている。ぼくはこの12月に額をぶつけてちょっと怪我をした(無論酔ったうえでのことです)ので蛸の頭を入念に撫でておいた。

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その後年末で賑わう錦市場に立ち寄り、祇園まで歩いた。

四条大橋の真ん中からお決まりの鴨川の上流鞍馬方面を撮っていたら鳥の群れの往来に遭遇。こんなことは初めてだ。鳥は来年の干支、これは吉兆か!

風情ある石畳の祇園白川を回り、四条通に面した細い路地の奥にある喫茶店にはいった。京都は喫茶店の街でもあるらしいが、ベテラン夫婦でやってるここのコーヒーもおいしかった。時々カウンター脇から飛び出してくる人懐っこいシーズーの親子もお愛嬌だった。

 

夜は京都に出かけると大体寄ることにしてるお店「楽菜」に。モダンでこざっぱりした居酒屋さんってとこか。親子二人でやっていて、色白でイケメンの息子さんが調理担当、ちょっとお公家さんっぽい顔立ちの親父さんがカウンターに立つ。この親父さんが飄々としたいい感じで、時々ちいさな親子喧嘩を漏れ聴くのも恒例のようでよろしい。この日は蕪蒸しやテッパイ(蛸と九条ネギの和えもの)などを伏見の酒「松本」を飲みながらいただいた。おいしくてしかも価格はとてもリーズナブル、いつきても「あいてて良かった」って気分になる店だ。

 

そんなことで京都途中下車、余は満足であった。

これは癖になりそうだ。