それも愛

性懲りもない日々をつらつらと

赤羽は今日も熱かった

赤羽にあるステキな絵本の店「青猫書房」のサロンで休日に友人の催し物があり、出かけた。

30度を超え夏日となったこの日、心洗われる朗読と音楽のサロンコンサートのあとは、さらに命の洗濯に向かった。

赤羽は東京の城北地区の端っこ(荒川の向こう岸は埼玉県川口市)にあり今や居酒屋の聖地としても人気が高い。

昭和を感じさせるノスタルジックな繁華街に居酒屋が立ち並びぶ光景は一見もので、ここが東京か?と思う。大阪の通天閣あたりの雰囲気に似てるかなあ。

こうゆうとこの年季の入った居酒屋でいっぱいやるのは確かにくつろげる。

特別うまい料理でなくていい、普通で良心的な価格で客あしらいもマニュアルチックなものじゃなく、ゆったりした感じがいいのだ。

こないだ広島に行った時のお好み焼き屋なんて、観光客目当てでぎゅうぎゅう詰めで流れ作業のように料理を出していた。2軒ほどのぞいてみたが、こりゃダメだとごく普通の昼からやってる居酒屋に入った。こちらの方は店も空いてて名物の穴子やコウネ(コリッとした牛肉の脇肉)が旨く正解だった。

赤羽は最近女子会なんかでも人気らしいが、風俗系のお店があまりなくいわば健康的な?歓楽街なとこも女性もくつろげる理由の一つだと思う。

その昔は軍用施設や工場で賑わった街だ。元々は夜勤明けの職工さんむけで今でも朝からやってる立ち飲み屋も多い。ぼくは荒川沿いのランニング大会に出るときはラン終了後そんな店に駆け込む。

気のおけない友人と早くから飲んでハシゴをしてもあまり遅くならないうちに帰るのが、おじさんにはちょうどいい赤羽でした。