それも愛

性懲りもない日々をつらつらと

新幹線で川端康成

北九州に帰省するときは、行きは新幹線戻りは飛行機にしている。

新幹線で小倉まで以前に比べると随分速くなった「のぞみ」だがそれでも5時間以上かかる。でもそののんびり感がお休みムードでいい。

旅のお供はいつもお酒と文庫本で、今回は川端康成大先生の「古都」を読んだ。

川端を読むのはうーん、学生時代以来だろうか?

産まれれてすぐに生き別れた姉妹の対照的な人生の歩みと運命的な再会を古都・京都を舞台に描かれていて一気に読んだ。おかげで途中京都駅に停車した時も気づかなかったが・・

さすがノーベル賞作家、文章もストーリーも一流でした!

川端はこの作品を古き良き京都が失われていくのを惜しみ、書いたと言われている。

僕の大好きな京都、確かにホテルラッシュや外人観光客の急増はあるけど、京都1200年の歴史は今日でも色褪せてないと僕は思う。古くて褪せようがないのかもしれないが。