それも愛

性懲りもない日々をつらつらと

大人の振替え休日

ここんとこ土日の仕事がチラホラあったので、水曜日を振替え休日にし登山に行った。

梅雨明け10日とはこの時期に天気が安定することを指すが、この日もいい登山日和になった。

中野駅から5時48分の中央線に乗って(高尾で乗り換え)山梨県塩山駅まで、約2時間普通列車の旅。

相模湖あたりから山あいの緑の景色になり、丘陵には名産のぶどう畑が広がる。

最近の国産ワインはうまくなったなぁ・・などと考えていると塩山駅に着いた。

 塩山駅からはタクシー。土日は予約制の乗り合いタクシーがあるが、平日は通常の予約なので一人で乗った。登山口の大弛峠までは約1万円と贅沢な使い方だが、マイカーで来ると駐車場の問題とか、登山ルートを往復にせざる得ないことなどを考えると自由度が高く気が楽だ。

年配の運転手さんと地元の事や山の話をしながら峠に向かった。途中からはクーラーがいらないくらい涼しかった。午前9時前に大弛峠に着くと駐車場はほぼ満車だった。土日になると道路まで長い駐車の列が続くそうだ。 

 

ここから登山道に入る、峠ですでに高度が2,300mくらいあるので、この日のピーク金峰山2,599mまでは尾根づたいで気楽なコースだ。小さな子供も歩いていた。途中木立の間から富士山がすっきりと見える。流石につい見とれてしまう姿だ。 

 

 

朝日岳を挟み2時間ほどで金峰山に到着、森林限界を超えた2,599メートルの頂上からは四方八方の山々が見渡せた。金峰さんの頂上は広々としていてしばし休憩するのも気持ち良い。頂上の一角にダイスを積んだような高さ15メートル位の五丈岩が座す。五丈岩は金櫻神社の本宮となっていて遠くからもよく目立つ。

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ここでお昼を食べて(といってもネーブルとバナナだけ)瑞牆山荘に下った。

下りは1,000メートルちょい下るので少々手強い。しかも途中まで岩場が続き大腿四頭筋(太ももの前側)泣かせだ。大日岩とゆうデカイ岩を見上げていると綺麗なアゲハ蝶が目の前をすうっーと横切った。針葉樹のシラビソさらにミズナラの森を抜けると水場のあるキャンプ場に着いた、もうすぐ瑞牆山荘だ。

山を下りて山荘の自販機で買った缶ビールで一杯やり、午後2時に水曜日の登山は無事終了した。

そこからバスで韮崎駅に行き、帰りは特急あずさに乗った。

立川で中央線に乗り換えると帰宅の乗客で電車は一杯だった。

 

おつかれさま〜!おつかれのワケはそれぞれ違うけどお互い一日終わりましたね、帰って一杯やりますか・・などと胸でつぶやき中野で降りた。ちょっと贅沢な気分を味わった振替休日だった。