白い一日が必要
小椋佳でヒットした「白い一日」とゆう曲がある。
『真っ白な陶磁器を眺めては飽きもせず 〜 白い一日が過ぎていく 〜 』
ずいぶんヒマそうな歌だが、所在なくどこか空虚で不安げな心象風景を歌った曲だ。
が、イマドキはそんなことはできない。
どこに居ようが、携帯はかかってくるし、メール、LINE、FacebookにTwitter、etcときたもんだ。
インターネットと持ち運びできるデバイスによって、人類はついにほぼ完全な暇つぶしの道具を手に入れた。
だがそれは、幸せを手に入れたこととイコールではない。
切れ間のない情報洪水は、ぼくらを注意散漫にし、いつの間にかモノをゆっくり考えられない体質になっているような気がする。
細切れなせわしない時間より、ドーンとした空白が必要だと思う。
ひまだな〜と思いつつ、ヒマを味わう余裕とゆうか・・
白い一日を過ごすために、こんどの休みは見飽きない白磁をさがしに行くとするか。