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それも愛

性懲りもない日々をつらつらと

無影のメッセージ

ラグビーW杯で日本が最終戦の米国に勝利し、かってない見事な成績(3勝1敗)で大会を終えた。

ノーサイド後日本人選手が涙する姿が印象的だった。(ベテランの選手の方が多かったように見えた)大きなことを成し遂げた達成感と、一つの物語が終わる寂しさからだろう。

グランドでは選手とコーチ陣が一つの輪になり、健闘をたたえあっていた。獅子奮迅の活躍をしたリーチキャプテンと今大会試合に出ることはなかったが、裏方としてチームを支えた前主将の広瀬選手がスピーチをしたと伝えられている。(広瀬選手は号泣してほとんど何も話せなかったらしいが)

その中で一つだけおやっと思ったことがあった。

歓喜の輪の中に就任4年間でこれまでにないレベルのラグビー日本代表を作り上げた最大の功労者のエディー・ジョーンズ監督の姿がなかったのだ。

米国戦前には鬼監督と恐れられた司令官がはじめて目に涙を浮かべ「誇りを持って戦え」と選手を叱咤したという。また試合翌日のオフィシャル会見では、冷静に大会を振り返り「ジャパンの選手たちはヒーローになった。ヒーローであり続けるにはハードワークを続けなければいけない」とコメントした。

試合後のチームの中に姿を見せなかったのは、「もう私はいないんだよ」と言う選手たちへのメッセージだろう。

大会前の半年間のテーマを「選手が主体性を持つこと」だとあげていた監督の最後のメッセージだと思う。