それも愛

性懲りもない日々をつらつらと

ホリエモンと同調圧力

ホリエモンが熊本地震への自粛としてバラエティ番組を放送延期したことに「全く意味がない」と批判して物議を醸し出した。大勢はホリエモンに批判的だ。

 

僕は彼の言ってることは正しいと思う。たかがバラエティ番組を自粛しようがしまいが、熊本の被災者には関係ないと思う。そんなもの観る気がしない人は見ないだろうし、くだけたものでも観て少しでも気を紛らわしたい人もいると思う。テレビ番組を見るか見ないかは視聴者の選択次第だ。そもそも世の中には苦しんでいる人は常にいて、そんなこと言うのなら1年中自粛しないといけない。

 

また、ホリエモンは前段として「熊本被災者への支援は粛々と続けるべきだが、」と発言している。ありがちな話だがそこは飛ばして「自粛は意味がない」の部分だけを捉えて批判されている。ホリエモンの発言を批判した尾木ママは教育者だから当然そう言うと思うし、武田鉄矢もまあそんなもんだろう。しかし、松本人志が「言ってることは正しいが、心がない」と言うのには少し驚いた。正しいことより、心が大事だと・・お前がゆうかという感じだがすっかり体制派になったのだろうか。(あれじゃ今後も大した映画はできないだろう)

 

日本は同調圧力が強く少数派には生きづらい社会だと言われることがある。

僕は外国で暮らしたことがないので、日本が特別そうなのかはわからないが、会社や仲間内でも同調圧力を感じ居心地の悪い思いをしたことはいくらかあった。

確かに和を乱すような行為や発言(実際は乱すわけじゃなくても)に対しては不寛容だと思う。

今回のホリエモンの発言に対して内心正しいんじゃないと思う人も少なからずいると思うが、それを言うと「心がない」とまで言われるので自重しているのだろう。

いづれにせよ自分の意見を自由に発言しづらい社会は、やだなぁと思う。