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それも愛

性懲りもない日々をつらつらと

会田誠はおもろい

現代アート奈良美智が好きだと言うと、共感してくれる人は多いだろう。(実際ぼくは以前から彼の展覧会には結構通ってる)

だが会田誠を好きだ(正確に言うと「おもろい」だけど)と言うのは、相手によっては憚られる。特に気に入った女のこにはやっぱり言わない方がいいかな?って感じだ。

よく言えば「サブカル」もしくは「トリックスター」、言い方を変えれば「エログロナンセンス➕オタク」かな。

でも中年男のいやらしさじゃなく、「うんこ」とか「ちんぽ」とか連発するガキかせいぜい思春期の若者の好奇心が発揮されてる感じだ。ぼくでもちょっと不快かなと感じるものもあるが、思わず笑ってしまうものも多い。

政治社会的なアジテーション物(かならずギャグが入ってるが)もある。ビンラディンに扮してコタツで日本酒を飲むパフォーマンスなんて結構きわどくて面白い。少し前には都立美術館の展覧会で文科省を批判した檄文を展示し、慌てて撤去されたらしい・・(入場者からクレームがあったとのわざとらしい理由で)

技術はしっかりしてる(東京芸大出)、日本画本歌取りの技法も取り入れた通好みの作品もある。洛中洛外図的にニューヨークを描き、零戦本阿弥光悦の雁のように弧を描き飛来し街を爆撃する作品などはゾクッとくる傑作だと思った。

エッセイも出していて文章も達者、要は才人なんだ。(安吾賞受賞)

でも言いたいことは言ってしまう(やってしまう)タチのようで、芸大時の総長にして美術界の大御所だった平山郁夫氏のパロディ画なんかも堂々と描いている。

日常生活でも言いたいことをゆうとたいがいヒンシュクを買うことが多くて、ようやく大人になった僕も近頃は気をつけているが、こうゆう人を見ると、痛快でいいなと思う。

そんな会田氏も40歳をすぎて、少し大人しくなったと言われるが、もっと暴れて欲しい。

わびさびもあればド派手もあり、奇想もあればエロもアリなのが日本文化の伝統なのだから。

浅草アミューズメントパーク

昨日久しぶりに浅草に行った。

飲み助の友人と前回の赤羽に続いて居酒屋探訪だ。

開店まで間があったので浅草寺にお参りに行った。寺には桜の花がよく似合う。

それにしても浅草は外国人観光客だらけになっていて、少し驚いた。

雷門から仲見世を通り浅草寺、5重の塔は修理中で見えなかったが、ここは立派なアミューズメントパークだと思った。しかもここには本物の歴史がある。

僕はディズニーランドなど出来合いのテーマパークはあまり好きではないが、こうゆう街全体がテーマパーク化しているのは面白いと思う。

2軒目を見つける為、街をブラブラしたが、浅草ならではの雰囲気もあり楽しめた。(かなりの酔っ払ってたおっさんも含め)

最後は老舗の蕎麦屋、味もならではだが、客あしらいが無駄がなくしかも気が利いてて気持ちがよかった。天ぷらをあてに熱燗がすすんだ。

ランニングシーズン終了

26日の埼玉県の上里ハーフマラソンで僕の今シーズンのランニングシーズンは終わった。埼玉県の北の端で荒川の土手に咲く菜の花がきれいだったけど、春の雨が冷たく体は消耗した。ゴール後、会場でふるまわれた名物のなめこ汁が体にしみた。

今シーズン、参加したランニングレースは、10キロが2本、ハーフが3本、30キロが1本でフルマラソンはなしだった。

全体的には走り込み不足の感、春先から始めた筋トレで体重も増加したので、スピードを上げづらくなったのはしょうがないが、ちょっとサボちゃったかなあ・・

それでも12月の神宮外苑での10キロでは5年ぶりに自己ベストを更新し、先日のハーフマラソンでは思い切って中盤飛ばしたが、攻めてる感じがしてなかなか楽しかった。(結局最後は失速気味だったけど)

4月からは筋トレに加え自転車トレーニングでちょっと体を絞ろうと思う。走るだけだと慣れもあってなかなか痩せなくなってきている気がする。

夏にはまた山にいくつか泊まりがけで登ろうと思う。今年は単独行が多くなりそうだ。

去年装具の準備だけしたのに行かなかったソロキャンプも楽しみだ。

12月にはフルマラソンにチャレンジしようと考えている。東京マラソンみたいにあまりにイベント化した大会ではなく、ローカル色ある地方の大会がいいと思う。

怪我しない様にいかに走り込みをホドホドに抑えて効率よくトレーニングするか、をテーマにして考えるのも楽しいことだ。

ともあれ今季のラニングのシーズンはゴールした。

 

 

スコセッシ vs 狐狸庵先生

映画「沈黙」を観た。

監督のスコセッシは僕の観た映画のベストテンに入る「レイジング・ブル」など生々しい暴力描写で有名な監督だ。

原作は遠藤周作キリスト教信仰を主題とする小説で、あのスコセッシ監督が30年近く前から映画化を構想していたと聞き意外な印象を持った。

スコセッシは、ニューヨークのイタリア移民街で生まれマフィアが暗躍する社会で育ち 、子供の時はカトリックの司祭になろうと思っていたらしい。

なるほど、社会の底辺に身を置き気質的にも欠陥を持つ人間が、同時に社会に受け入れられたい希望も抱え、もがきながら生きていく・・的な作品が多いのはそうゆう背景があるのかと今更に思った。

遠藤周作は狐狸庵先生として親しまれ、テレビなどでも活躍した人気作家だ。

ユーモア溢れるエッセイもあるが、小説はシリアスで人間の本質的な問題に迫ったものが多い。

「沈黙」は、人生の一大事でも何も助けてくれない「神の沈黙」を通し信仰の本質を解明しようとした作品で、無信仰の僕でも考えさせられるものが大きかった。

映画を見て、カトリック信者でもあった遠藤氏のキリスト教の捉え方をもう少し知りたくなり「イエスの生涯」を読んだ。遠藤氏の解釈のよると神とは無力でただ愛だけの存在で、だがそこにこそ救いがあるとのことらしい。

難しいことはわからないが、「愛とは伴走すること」という氏の考えには賛同したいと思う。

 

 

 

それは禁句でしょ

街のそこここに春の息吹を感じる3月の昼、ランチでいつもの店に。

少量生産の選りすぐりの日本茶の飲める店だ。

週替わりランチの親子丼、これははずれのないメニューだ。

サービスで大棟(おうれん)と言うめずらしい品種のお茶を一杯だしてくれた。

茶畑のテッペンのほうだけで採れる品種だそうだ。

渋みもあるのだけどさわやかで、かつ少し甘みも苦味もある。

若干だけどハーブ系の薫りもした。

これまで味わったことのないものだったが気に入った。

冷茶にして刺身にも合いそうなお茶だ。

僕は、そうゆう時は素直に「これうまいね」と言う。

すると店主いわく「これは複雑な味で、〇〇さんみたいな上級者向きのお茶なんです」

ああ、それ言っちゃおしまいよ・・ 結構良い値段だったけど一袋購入しました。

まあおいしいならいいけどね。

さくら待つ 大棟うまし ランチかな

 

 

 

カバと思えば

僕は生来温厚なので、滅多なことでは怒らないが、人間が過剰な東京では、電車の中や路上の人混みで無神経な輩に出くわすことも多く、ムカつくこともたまにある。

ちょっと前までは大きな声を出し小競り合いになる様な無様なこともあった。そんなことをしてもますます気分が悪くなるばかりだ。

 

「怒らない方法」については仏教関係の本でよく述べらている。

いわく、人間は自我に囚われるゆえに、怒りや、悲しみなどの負の感情をもつ。したがって修行により無我の境地にいたれば苦しみから解放される。

なるほど〜と思い、僕も毎朝座禅を組み修行をしている。

その甲斐もあって近頃は怒ることも少なくなった・・・

な〜んてことはやはりない。

ちょっとやそっとの修行の真似事で悟りの境地に近づけるなら誰も苦労しない。

 

で、一つ簡単でいい方法を見つけた。

人が気にくわないと思うのは90パーセント以上人に対して起きる感情だ。

だとすれば、例えば道で3人も4人も並んで歩いて通行の邪魔になるやつらに会った時には、あれはカバの仲間たちが移動していると思えばいいのだ。

電車のドアの前で携帯に夢中になってる大男が突っ立っていたら、それは山の木(唐変木あたりか)が生えていると思えばいいのだ。

カバや木なら怒ってもしょうがない!

そう思う様にしてすれば、少しは心おだやかに都心の生活をすごせる様になる気がする。

ならば大都会東京も自然の木や石や野生の動物だらけの地になるが、なるほどコンクリートジャングルとはよく言ったものだ。

 

ステッキをもった歌姫

生きているといろんな人と出会うが、先日は心に残る人に会った。

仕事の関係の打ち合わせで、ハッとするような美人が来社した。プロのソプラノ歌手だ。彼女は杖をついてひとりでやってきた。まだ若い方なので、怪我でもされたのかと思ったら、昨年急病にかかり7か月の入院リハビリを経て2か月前に退院したばかりだそうだ。

もちろん病気のくわしいことなど聞けないが、杖なしで歩けるようになるのだろうかと、心の中で心配した。

あとで知ったが文科省派遣の留学でヨーロッパにも学んでいる人で、帰国後、オペラなど活躍の場をひろげてきた人だった。それが突然の急病となるとかなり落ち込んだことは容易に想像できる。

しかし、彼女からまったく暗い感じはうけず、とても丁寧で明るい印象だった。

それも無理してる感じはなく、本来そんなひとなんだろうと思える芯のある明るさだった。

もうすぐ300名位入る会場でコンサートの予定(主演)があるそうだ。

おそらくサポートする音楽仲間や熱心なファンもいるのだろう。

こうゆう人は神さまもちゃんと見ていると思いたい。

ただご活躍を祈る!