それも愛

性懲りもない日々をつらつらと

音読

多和田葉子さんの「容疑者の夜行列車」という本を音読で読みはじめた。

多和田さんは日本生まれだが現在はドイツ在住で、ドイツ語と日本語の両方で執筆活動をしているそうだ。僕と同年生まれで大学も同じなので、その昔キャンパスですれ違ったことがあるかもしれない。

音読ってやってみると黙読だとすっとばしてしまうような慣れない

言い回しや漢字が頭に入るような気がする。あまり使わない筋肉を使うような新鮮な感覚がある。

意図的に物語の主人公を「あなたは...」という二人称を使う書き方も面白い。

今日は土曜日のだれもいないオフィスで、誰にも気兼ねせずに音読をした。

陽光

日差しが春めいてきた。

ぼくは寒くて暗い冬が苦手で、春の訪れを感じるいまからの時期が好きだ。ウキウキとまではいかないが、つぼみくらいの期待感が胸にふくらむ。

いつものランチの店で、今日は中庭でランチをとってる若者がいた。ちと気が早いとは思うが、気持ちはわかる。二人とも素足に革靴だった、こちらは流行りだろうがあまり感心しない。

週末にはなにかいいことあるかもな、とわけもなく夢想する明るい陽光の金曜日。

東中野の夜ごはん

昨夜はバレエの発表会が終わったMさんの乾杯会で、東中野のビストロに行った。

JR総武線東中野駅は昔から地味な駅だが、駅周辺には割と飲み屋は多い。

その店は商店街でなく、住宅街へ向かう暗い道沿いにあった。

「ここはもとは中華屋さんだったんですけど、味はいいが店が汚く、客はもっぱら出前を頼んでたそうです」と笑えない話を一人で切り盛りする女性シェフに聞いた。

その後ろ髪を束ねたそのシェフも地味目で、東中野っぽいな、と変に感心した。

レバーペースト、鶏の煮凝り、ハチノスのトマト煮等々。メインは子羊ちゃん。

料理の味はしっかりしていた。時間をかけて丁寧に作っているのが分かった。主役のMさんが白ワインがいいというので、シェフおすすめの白のビオワイン。確かにふくよかでうまかった。ワインを空けて、ひさしぶりにグラッパを飲んだ。イタリア産でなくあえてフランス産をおいてるところが、フレンチ店のこだわりだなと思う。

お互い近所の居酒屋の常連のMさんはその居酒屋でも指折りの酒豪だ。いつもこちらが先にできあがってしまう。当然のごとく2軒目へハシゴ、蕎麦系居酒屋で日本酒をぐびぐび。バレエの打ち上げということでワインで乾杯したが、最後はやはり居酒屋に落ち着いた。

都心には近いがローカル色のつよい東中野の地味だがつくろいだ晩御飯だった。

 

 

 

坂道ダッシュ

久しぶりに坂道ダッシュをやった!ピンポンダッシュではない。

30メートルくらいの短い坂、でも傾斜は結構ある。

5本やったら、ゼイゼイきた。最後時は膝に手を置いてゼイゼイ!

翌日はケツが軽く筋肉痛。いつものジョギンではない現象。

5年くらい前に緩い傾斜でダッシュしてハムストの肉離れをやったことがあり、それ以来ダッシュうはやめていたんだけど、踏み込み時に力を入れなければ大丈夫だ。

足をあげて回転させることに集中する。

坂道ダッシュをする58歳!まあ珍しい方だろうな。

記憶力減退につき

ここんとこ記憶力の減退が大きいと感じる。

特に人の名前が思い出せない。このあいだはレオナルド・ダヴィンチの名前をしばらく思い出せなかった!

それとスケジュール。昔は1週間くらいのスケジュールは時間単位にソラで覚えていたような気がするんだけど(思い違いかなあ?)

最近では明日はなんだっけ?状態だ。

これはを大きく改善するような多分対策は無い!

じゃあどうするか?

これからはせめて論理的に考えるようにしようと思う。

今までは、これはああだったからと記憶を思い出せば解決することが多かった。

これからは時間はかかるが、論理を手立てに解決しようと思う。

そのためには知ってるつもり、をできるだけ止め、何故なんだベイビー、と考えるクセをつけたいと思う。

考えるのはお金がかからない暇つぶしにもなるし。

 

不惑のスクラム

NHKのドラマで「不惑スクラム」がオンエアーされた。

原作の小説は2年くらい前に読んだ。

死に場所を探していた人生のドン底にいる主人公が、たまたま遭遇した草ラグビーによって立ち直っていく物語だ。

まあ公式通りの再生物語ではあるが、ストリーはよくできていてラストも爽やかで読み心地の良い佳作だった。

それが主演高橋克典、脇に萩原健一・・僕好みのいい配役!

髙橋氏は、学生時代のラグビー経験者でいつかラグビーに関わる作品をやりたかったらしい。ショーケンは番組発表会見で「私の役は途中で死にますが・・」とネタバレし相変わらずいい味出している。

 

ところで学生時代に経験したスポーツを大人になってまたやる人と機会があってもやらない人がいる。

案外レベルの高いところでやってた人の方がもうやりたくないと言うことが多い気もする。理由は練習がきつく(あるいは旧態依然の部活のあり方が)嫌いになったか、もう昔のレベルではできないのが嫌なのか、どっちかだろう。

 

それで考えてみたんだけど、では若い頃にやってた時には思い通りにできたのだろうか?

おそらくはそうではなく、自分よりうまい奴らがいっぱいいたし、試合では悔しい思い出の方が多いだろう。

不惑スクラム」のように不惑(40歳)すぎてやるとなおさら思い通りにはプレーできない。あるいは仕事や家庭の事情で制限されることもあるだろう。でもそこに自分の中にそのスポーツに対する情熱が感じられるのであれば、本質的に若い頃と同じなんじゃないだろうか。

 

話を変えれば、人生も歳をとって思い通りの人生じゃないと嘆息することもあるが、昔から思い通りになることは少なかったはずで、今何かしら情熱を持てるものがあれば、それは若かった頃と同じように幸せなことじゃないかと思った。

 

体が重くなった

今年の3月から筋トレに力を入れた。まあ、力を入れないと筋トレにはならないが・・

月に2、3回通っていたゴールドジムに週2、3回通うようにした。

成果はそれなりだ。体重は3〜4キロ増えた。もちろん筋肉だけ増やすことは難しいので、半分は脂肪だ。ジムの測定器で測ると筋量も脂肪率も両方増えている。

痩せていた時は物によってはSサイズのシャツも着れていたが、今ではSでは胸のあたりがパツンパツンになってしまう。もともとMサイズが適正な体格だけど、現在はTシャツだとLでもいいかなあとゆう感じだ。

体型の変化はもくろみ通りだが、やはり筋肉は重い。(事実筋肉は脂肪より22%重いらしい)

ランニングをやめたわけではないので、外をランニングすると重さをとくに実感する。(ジムのマシーンでは足元のローラーが勝手に回ってるのであまり感じない)

「ああ重い!」とつぶやきながら坂を登っている。

この重さに慣れるまで筋肉増量はストップしようかなと思っている。

持ってる服が合わなくなるのも困まるしね。