夏が来れば思い出す・・
友人から尾瀬の草紅葉を見たいと言われ計画中だ。
広大な湿原の草木が枯れ、一面茶褐色になる光景はなかなかの絶景だ。僕は20年くらい前の10月初旬にその燃えるような光景に思わず見とれたことがある。
尾瀬にはこれまで山登りで3度行ったことがある。尾瀬の山といえば至仏山に燧ヶ岳、両方とも眺望のよいいい山だ。秋に至仏山に軽装で登って、予報になかった雪に見舞われた寒〜い経験もある。(山の天気はおんなごころと同じだ)
今回計画を始め改めて調べてみると、尾瀬は水芭蕉(6月)草紅葉(9月下旬)紅葉(10月)の頃が人気のピークだが、7月にはワタスゲ、ニッコウキスゲを初めてする高山植物が咲き乱れる時だそうだ。梅雨のシーズンと重なるため人出は少ないそうだが、逆に魅力的ではないか!
これまで僕は登山が目的だったので尾瀬の木道歩きはアプローチとしてしか歩いてないが、今度は高山植物目当てに歩いてみようと思いたった・・・
するとやっぱり今は梅雨である。
空を見あげるとあーあと気落ちするが、隙間をついて行くしかない、山あいの天気は変化しやすく天気予報もあまりあてにならない。
各天気予報(これが結構予報がまちまちなんだよな)をチェックしつつ好球必打で出かけようと思う。
断捨離後の増やさないルール
断捨離決行中だ。
ぼくは持ち物では本と服飾品が多い。
本はひと月に10冊近く購入するが、2度読むもことはほとんどないので2、3ヶ月に一度まとめて捨てている。以前はBOOK OFFの買取に持ち込んだこともあるが、重いわりにいくらにもならないので、その後は基本的に廃棄している。
服は2、3度しか着てなく長らくタンスの肥やしになってるものも多いが、またいつか着るかもしないと思い増え続ける一方だった。
でもそろそろ整理しなきゃ、と年数が経っているものは廃棄し、もう着ないかなと思うものはフリーマーケットに出したりもしている。
ただ使用が少なく高価だったものはなかなか思い切れないでいた。
ところが最近メルカリとゆう便利なWebサービスが流行ってと聞き、試しにぼくもやってみたらこれは便利!人気ブランドのものなら値付けさえお安くすればドンドン売れる。(ブランドごとの取引実績も検索できるので便利)
かなりの確率で値下げリクエストもあるが、こっちは断捨離が目的なので概ね値下げにそのままOKして10日で30点ほど売却した。売り上げも20万円近くになった。売却価格は平均すれば元値の1割以下なので元値は200万円以上ってことだ!なんとゆう浪費だろう・・自分ながら呆れる。
あと20点ほどさばければ、クローゼットもかなりスッキリするだろう。
で問題は断捨離後いかにものを増やさないかが大事なので、考えてみた。
よく断捨離本なんかでは「何かを買ったら同じタイプのものを同数捨てなさい」と書いてある。でもこれは現実的にはなかなかむづかしい。例えば靴を1足買って帰って、すぐに1足捨てられるだろうか?
そこで順番を変えたらいいのではと思った。
「何かを捨てたら同じ何かを買っていい」ルールにするとゆうわけだ。
これなら確実にものは増えない。
本は無理だが服飾品ならできそうな気がする。
挑戦してみよう!と思うのだが、はて。
せっかちな僕が心がけてること
僕はせっかちな方だ。
テレビのチャンネルはすぐ変えちゃうし(チャンネル回すは死語ですね)
歩くものもさっさと歩くので、若い頃はデートであれっと振り向くと女の子が50メートルくらい後ろにいて焦ったこともあった・・
当然のごとく食べるのも早いんだけど、これに関しては最近心がけていることがある。
ある禅関係の本で読んだ「一口づつ食べ終わるまで箸を置く」ってやり方だ。
そうすると、自然と一口ずつよく噛んで味わうことになる。食事の最初から最後までこれを続けるのは結構じれったいんだけど、できるだけ我慢して箸をおいている。
早食いのぼくでもこうすれば平均的なペースとなり、一緒に食べる人がいても焦らせないですむだろう。
そんな時いい景色があれば、さらに豊かな時間を過ごせるのにと思う。
例えば緑影濃い山あいの温泉旅館なんかでの食事では、是非一口づつゆったりと味わいたいと思うが、まあその時はきっとほろ酔い気分ですっかり忘れているだろう。
教育的指導をしたいおまわりさん
原宿の路上に二人の若い警官がいた。
らしくないなかなかイケてる半袖の制服を着ていたが、ピストルを所持していたのでポリスマンに間違いなかろう。
服は別にいいのだが、問題は二人とも揃って明らかにデブだったことだ。
「あれじゃ俺でも逃げられるよ」と内心思った。もちろん「止まらんと撃つぞ!」と言われれば観念するが・・・
消防士は毎日のように鍛錬してる。僕が通ってるジムでも若い消防士をちょくちょく見かける。(仲間同士の会話で職業はわかった)
消防士の場合は、自分自身の身を守るためにもフィットネスの意識が高いのだろう。
警官は日頃の鍛錬はやんなくていいのかなあ。体重制限とかないのだろうか?
おっちゃんに振り切られるようじゃ笑いもんだよ。
さっきの二人のように明らかな体重オーバーには少なくともイエローカードは出さないといかんと思うのだが。
赤羽は今日も熱かった
赤羽にあるステキな絵本の店「青猫書房」のサロンで休日に友人の催し物があり、出かけた。
30度を超え夏日となったこの日、心洗われる朗読と音楽のサロンコンサートのあとは、さらに命の洗濯に向かった。
赤羽は東京の城北地区の端っこ(荒川の向こう岸は埼玉県川口市)にあり今や居酒屋の聖地としても人気が高い。
昭和を感じさせるノスタルジックな繁華街に居酒屋が立ち並びぶ光景は一見もので、ここが東京か?と思う。大阪の通天閣あたりの雰囲気に似てるかなあ。
こうゆうとこの年季の入った居酒屋でいっぱいやるのは確かにくつろげる。
特別うまい料理でなくていい、普通で良心的な価格で客あしらいもマニュアルチックなものじゃなく、ゆったりした感じがいいのだ。
こないだ広島に行った時のお好み焼き屋なんて、観光客目当てでぎゅうぎゅう詰めで流れ作業のように料理を出していた。2軒ほどのぞいてみたが、こりゃダメだとごく普通の昼からやってる居酒屋に入った。こちらの方は店も空いてて名物の穴子やコウネ(コリッとした牛肉の脇肉)が旨く正解だった。
赤羽は最近女子会なんかでも人気らしいが、風俗系のお店があまりなくいわば健康的な?歓楽街なとこも女性もくつろげる理由の一つだと思う。
その昔は軍用施設や工場で賑わった街だ。元々は夜勤明けの職工さんむけで今でも朝からやってる立ち飲み屋も多い。ぼくは荒川沿いのランニング大会に出るときはラン終了後そんな店に駆け込む。
気のおけない友人と早くから飲んでハシゴをしてもあまり遅くならないうちに帰るのが、おじさんにはちょうどいい赤羽でした。
ビバ青梅線
途中から単線になるなど、東京都には思えないのんびりした路線で、
この間乗ったさいには、なんと鹿が車両に衝突した影響で遅れが出ていた!(残念ながらその電車に乗ってなかったが・・)
僕は奥多摩の山に時々出かけるが、最近この青梅線がすっかり好きになった。
車両は最新になり綺麗だ。出入りは押しボタン式で、うっかりしてるとドアが開かないことになる。寒冷地に多いシステムで青梅線も冬はかなり冷え込むのだろう。それに乗降客自体少ないので、全部のドアを自動で開け閉めしていたらもったいないのだろうと思う。
青梅駅をすぎると景色は急に山っぽくなる。長野県あたりの山間地の景色みたいだ。
休日はぼくのような山歩きの人が大勢乗ってくる。
駅は無人駅も多く、かわいいい駅舎がポツンとある。
こないだは無人駅の川井駅で降り、山を登って、これまた無人の軍畑駅で帰りの電車に乗った。
駅前に一件だけ売店があり、そこでビールと魚肉ソーセージを買って駅のベンチで飲んだ。
電車の本数は1時間に1、2本とのんびりしている。
山や渓谷の景色を眺めつつ東京は広いなと思いながら家路についた。
会田誠はおもろい
現代アートで奈良美智が好きだと言うと、共感してくれる人は多いだろう。(実際ぼくは以前から彼の展覧会には結構通ってる)
だが会田誠を好きだ(正確に言うと「おもろい」だけど)と言うのは、相手によっては憚られる。特に気に入った女のこにはやっぱり言わない方がいいかな?って感じだ。
よく言えば「サブカル」もしくは「トリックスター」、言い方を変えれば「エログロナンセンス➕オタク」かな。
でも中年男のいやらしさじゃなく、「うんこ」とか「ちんぽ」とか連発するガキかせいぜい思春期の若者の好奇心が発揮されてる感じだ。ぼくでもちょっと不快かなと感じるものもあるが、思わず笑ってしまうものも多い。
政治社会的なアジテーション物(かならずギャグが入ってるが)もある。ビンラディンに扮してコタツで日本酒を飲むパフォーマンスなんて結構きわどくて面白い。少し前には都立美術館の展覧会で文科省を批判した檄文を展示し、慌てて撤去されたらしい・・(入場者からクレームがあったとのわざとらしい理由で)
技術はしっかりしてる(東京芸大出)、日本画の本歌取りの技法も取り入れた通好みの作品もある。洛中洛外図的にニューヨークを描き、零戦が本阿弥光悦の雁のように弧を描き飛来し街を爆撃する作品などはゾクッとくる傑作だと思った。
エッセイも出していて文章も達者、要は才人なんだ。(安吾賞受賞)
でも言いたいことは言ってしまう(やってしまう)タチのようで、芸大時の総長にして美術界の大御所だった平山郁夫氏のパロディ画なんかも堂々と描いている。
日常生活でも言いたいことをゆうとたいがいヒンシュクを買うことが多くて、ようやく大人になった僕も近頃は気をつけているが、こうゆう人を見ると、痛快でいいなと思う。
そんな会田氏も40歳をすぎて、少し大人しくなったと言われるが、もっと暴れて欲しい。
わびさびもあればド派手もあり、奇想もあればエロもアリなのが日本文化の伝統なのだから。