練馬も亀戸も大根なのだ
週に何日かはJR中野駅からぷらぷら歩いて帰宅する。
中野通りを北に5分くらい歩くとビーンズとゆうオーガニック系の野菜・果物を中心にお酒や、加工品、乳製品などを販売するお店がある。
小さい店だが全国各地からの豊富な品揃えで、いまの時期だとりんごだけでも産地別に4、5種類おいてある。(奇跡のりんごのお兄さんのりんごなんてのもあった)
開店20年になるというお店はご夫婦中心で切り盛りししてきたようだが、最近娘さんが常駐スタッフに加わった。
この娘さんとお酒の仕入れについて話をした。お母さんはワインが好きでワイン担当でおとうさんは日本酒担当なんですと言うので、君はどっちが好きなの?と聞くと私はどっちも好きです、との答、正直ないい娘さんだ。
いつも割烹着を着てこまめに動き回っている店主が、今日は珍しい練馬大根がありますよと声をかけてきてた。中央部が太い練馬大根はその名のとおり昔は練馬で盛んに栽培されたようだが、今はあまり作り手がなく(形状的に引っこ抜くときに力が要ることも一因みたい)今日のは立川産だそうだ。
そのうち自家製の亀戸大根の漬物があると店の奥から出してきたのでいただくと、亀戸大根の特徴らしいがピリリと辛くて美味しい。(大根もいろいろで特徴があるんだ)
このオヤジさん、自分で仕入れたものを説明するときの目がニコニコしてて、あぁこの人この仕事を好きで楽しんでるんだなあというのが伝わってくる、そんな感じだった。
かわいい娘さんがお店に入ったのもうれしいのだろうな。
この日は娘さんお薦めのチリ産のワインとりんご(奇跡のではない)にアボガドと買う予定のなかった練馬大根をぶら下げて帰路についた。
これも愛かな