それも愛

性懲りもない日々をつらつらと

京都慕情

「京都慕情」と言う曲が好きだ。 昭和40年代にベンチャーズが作曲して渚ゆう子が歌い大ヒットした曲だ。 そこのろ僕は小学生だった。 のちに何度かカバーされていて、最近では昨年BS NHKの「京都人の密やかな愉しみ」のエンディングで使われた。(歌は武田…

小屋への憧憬

たま〜に無性に気になって、どうしてもそこに行きたいとか、手に入れたいとか言うものがある。 いま、その行きたくて欲しいものが「山麓の小屋」だ。 別荘なんて上等なものでなく、山で言えば避難小屋みたいな、子供の秘密基地みたいなものだ。 電気も水道も…

上野逍遥

友人と連れ立って上野の山に繰り出した。 最終的には一杯やることが目的だが、お題目は一応建物探訪だ。 上野の美術館や博物館はちょくちょく出かけるので、今回は「東京文化会館」と「国際子ども図書館」をじっくり見た。 東京文化会館は外見は豪快かつおお…

「マチネの終わりに」一気読み

作者の平野啓一郎氏の本は初めて読んだ。 「三島由紀夫の再来」と言われ、華々しいデビューをした氏の作品は難しい類のものじゃないかと勝手に想像してこれまで手を出さなかった。 「マチネの終わりに」は毎日新聞に連載された大人の恋愛小説だとゆうので、…

三たびの天狗岳

「女心と秋の空」と言うがそれ以上に変わりやすいのが山の天気だ。 下界が晴れてても、山の上では曇ったり雨が降るのはよくあることだし、1日のうちでも天気の変動が大きい。 この7月に赤岳に登った時には、雲に覆われた頂上ではほとんど眺望がなく、下山…

参りました!

9月に入っても東京の気温は30度を越しまだまだ暑い。 とゆうことで今シーズンのランニング初戦は、高原の涼しさを期待して標高1300〜1600メートルで行われる「八ヶ岳ロードレース」に参加した。 会場はスキー場の施設を利用していて、目の前には…

甲斐大泉「チャンドラ」再訪

清里で開催された「八ヶ岳ロードレース」のハーフマラソンに参加するため前泊した。 宿は清里の隣まちの甲斐大泉にある「チャンドラ」。昔のペンションを改装して1階をライブもできるジャズバー、2階は元からの宿泊施設でオーナーは昔僕が銀座にある会社に…

代々木上原で下村順子展

旅先での出会いは時に印象的なもので、陶芸家の下村順子さんともそうだった。 もう7、8年前か、京都の中心部の古い町並みの堺町通りを一人ぶらぶらしていて、古い町家を改装したギャラリーに何気なく立ち寄った。 小ぢんまりした前庭を抜け建物に入ると、…

合唱と蟬しぐれ

朝軽く瞑想をする。ホントは15分くらいはやりたいと思いつつ、雑念が多いぼくは5分くらいで止めることが多い。 今朝は蝉の大合唱が耳に入ってきた。夏も終盤に差し掛かり、蝉もラストスパートだ。 やかましいほどの音量だがいつの間にか聞き入ってしまう…

今年の夏の旅のお供

夏休みで実家に帰省したり、どこか旅行に行くときには旅程に合わせて何冊か新しい本を持っていく。 日常を体ごと離れる旅行と、頭の中で時空を超える本(=物語)とは相性がとてもいい。 これまで読んだ夏旅の本では、20年ほど前バリ島に一人旅で9日間滞…

湯平温泉は寅さんのロケ地だった

夏季休暇で帰省中に大分県の温泉に行った。 大分の温泉とゆうと全国区ブランドになった湯布院もいいが、近年やや俗化した感もあるので、もう少し静かな温泉地を探すことが多い。 今回は由布院から10キロほど離れた湯平温泉に出かけた。 山間の道を分け入っ…

6月の祭日はこれだ!

8月11日は、今年から新たに祭日となった「山の日」だそうだ。前日の午後、明日の仕事のスケジュールを確認してようやく気が付いた。 降ってわいたような休日だ、何しようか、この暑さだし、まあ美術館あたりか... それはともかく、数年前までは6、7、8…

人生を素敵に踏みはずさないか?

これはアウトドア・ライターにして愛用のギターを手にブルースマンになりたがっているとのたまう堀田貴之氏の言葉だ。 20代の頃この言葉を堀田氏の著書で目にして、漠然と惹かれていた。 特に「踏みはずす」ってとこが気に入っていた。 その後しばらく堀田…

法螺吹き男爵だ!

アウトドアの道具を検索していたら、「堀田貴之」プロデュースのタープに遭遇。 懐かしい名前だ。堀田氏は僕が20代の頃愛読してたアウトドア雑誌によく「法螺吹き男爵」名で紀行文を寄せたり、アウトドアギアの紹介のコーナーに出ていた人だ。 シーカヤッ…

隣人を憐れむ

日曜日の今日、近所の蕎麦屋「うた」に行った。 ご夫婦と2歳になる冨希子ちゃんでやってる店だ。 残念ながら可愛い盛りの看板娘はお昼寝中だった。 ぼくはいつものように鳥レバーの生姜煮とお新香を頼んで、ビールから日本酒と飲み進めていた。 と、この店…

即夏!

昨日よーやく東京の梅雨明け宣言があり、 今朝起きると空に夏雲がモリモリもりあがっていた。 外の日差しもなんだか昨日までより急に強くなった気がする。 ランチに行った店では先客がかき氷を頬張っていた。 梅雨明けが焦らされた分、即夏って感じだ。 こり…

八百屋にて

翌朝早いので軽めに切り上げて近所の居酒屋を出た。 と、店の前にある八百屋の店主と目が合って、ほろ酔い加減で用もなく閉店前の八百屋に寄った。 店主とはしばらくぶりに少し話をした。 知らなかったのだが、2ヶ月前に腕立て伏せをした拍子に動脈瘤が切れ…

夏休みの宿題

朝から晴れ上がった今日は、蝉の声が一層にぎやかにに聞こえてくる。 学生たちの夏休が始まったと聞いて子供の頃の「夏休みの宿題」のことが頭に浮かんだ。 小学校のとき夏休になると親から言われて午前中は勉強や宿題をして、午後に遊びに出かけることにし…

僕のベストホテル

昨日仕事の関係で六本木のリッツカールトンのロビーで人と待ち合わせした。 ミッドタウンにあるこのホテルに行ったのは初めてだった。 ロビーが45階にありしかも3層分の高い吹き抜けになっていてとても開放感があり贅沢な作りだった。 打ち合わせが終わり…

かれいなる朝

しばらく炭水化物制限を続けていたので、2年位うどんやラーメン、カレーライスなどはほとんど食べてなかった。(蕎麦は特例でOKにして) それが今年の春先から筋トレを始めて、タンパク質だけじゃなく炭水化物も取らないと効率的に筋肉をつけられないとモノ…

八ヶ岳は今日も〇〇だった

八ヶ岳の主峰、赤岳に登った。 赤岳は登山口への交通アプローチがよい。山小屋が登山口、中腹、山頂付近にもある人気の山だ。 が、なぜかこれまで僕は登ったことがなかった。そのうちにで、行きそびれていた。 納車されたばかりの広島カープの赤ヘルカラーの…

「三たびの海峡」を読んで

「相手の立場になって考えろ」とよく言うが、実際はなかなかむづかしい。 以前足を怪我して少しの距離だけど、街なかを車椅子で移動したことがあった。その時坂道を登っていて、もし何かの拍子で後ろ向きに車椅子が下りていったらと思うと怖かった。車椅子で…

やっぱ生でしょ!

数日前に渋谷のジャズバーでライヴで聴いた。 30席くらいの小さなお店なので、客席と演奏者とが近く、音とともにプレイヤーの表情や体の動きもはっきりとわかるので、生演奏ならではのグルーブ感を楽しんだ。特にジャズはノリが大事なので、ライブが一番だ…

ママチャリ化計画

僕の自転車はいわゆるロードバイクってやつだ。 ドロップハンドル、フレームはクロモリ(鉄にクロムなどを添加した合金)で細身、色は小豆色でちょっとクラシカルな雰囲気がある。 こうゆう自転車は、本来ヘルメットにピチピチの服でガンガン走る用の物で(…

視点が違う

ユーザー・インターフェイス・デザインとは、主にコンピューターとそれを使用する人との接点(携帯の画面とか)のデザインを指すのだそうだ。 美的なものに加え、使用者の使いやすさ、使い心地なども含めたデザインというところか。 その分野で現在バリバリ…

妙な自信

以前よく通って居た居酒屋に、建築の設計士にしてはめずらしく威勢のいいタイプのオジサンがいた。 僕より10歳くらい年上で会うと何かとよく話した。(もっぱら聞き役だったけど) その人はカラダにいいから(?)と言って、紫蘇焼酎を毎回結構な量飲むのだ…

シーズンです!

「山が呼んでいる、わたしは行かなければならない 」 山の声が聞こえる、そんなシーズンが近づいた。 もう昼間は半袖で十分で、外を歩いていい風が吹くと山に出かけたくなる。 そんなわけで山の雑誌を購入し「テント泊特集」を読み衝動的に登山テントを購入…

一粒で3度おいしい西洋美術館

上野の国立西洋美術館が世界遺産に登録されるとのこと。世界遺産登録運動については本音は観光誘致じゃないの?ってやや疑問のものもあるが、ここはまさに世界遺産にふさわしい文化遺産だと思う。パチパチパチ! ぼくもこの美術館には年に数回出かけるが、さ…

劇画の元祖 カラバッジョ

GWに上野の国立西洋美術館に「カラバッジョ展」を観に行った。 お向かいの都立美術館で「若冲展」をやっており、以前観て素晴らしかった「動植綵絵」をもう一度見たいと思ったが大変混みそうなのでこっちにした。 カラバッジョはローマの教会で見たことはあ…

侵食される時間 ・・わたしをさがさないで

パソコンやネットのおかげでいろんな手間が省けるようになった。例えばアマゾンでのショッピングなどなど・・ 仕事でもパソコン➕ネットで済むことが多く、感覚的にはぼくが就職した30数年前の半分くらいの手間になったんじゃないかと思う。ただ効率化され…